検算をするかしないかという大きな違い

こんにちは!小学生に中学受験算数を教えている田中です!
お子さんのうっかりミスが気になる!という保護者様も多いと思います!うっかりミスは見直し、検算をすれば随分と減っていくと思います!
今回は検算の習慣化の重要性というお話をしたいと思います!

  • 検算とは
  • 検算がなぜ良いのか
  • まとめ

検算とは

検算とは、一度解いた問題に関して、自分の出した答えを使ってもう一度間違いがないか、を確認することです。
例えば、42 % 6 = 5 と答えを出してしまった時、の確認方法の例です↓

  1. 自分の答えの5を使ってどうやって検算をするかを考える
  2. 例えば、42 % 5 をしてみる。→ 割り切れない
  3. 例えば、6 x 5 = 30 をしてみる。→ 42と違う
  4. 自分の答えが間違っていたことに気づき、もう一度問題を解き直す

このような流れが検算の一連の流れになります。

検算がなぜ良いのか

良いポイントはたくさんありますが、特に2つあると思います。

  • 色々な解き方の考える
  • 計算ミスが減る
  • 2回問題を解ける

まず、検算をするということは間違いに気づくチャンスが2倍にも3倍にもなるので、正解率が上がります。特に小学生くらいの生徒さんはまだ計算も安定していない生徒さんもいらっしゃいます。純粋な計算ミスで問題を間違ってしまう、というのは非常にもったいないです。計算ミスは検算をすることで必ず防ぐことができますし、検算をやらない手はないと思います。

2つ目は問題を2回解けるということです。こちらのほうは先ほどの計算ミスが減らせる、というものよりは点数に即反映されるものではないのですが、問題を解いた後に、もう一度検算をするということは再度問題を別角度で解き直す、ということに近いので、1つの問題を多方面から角度を変えて考える思考力が身についていくことになります。例えば、植木算の問題で下記のような問題があったとします。

問題

木と木の間は100mです。木の間に花を10m間隔で植えていきます。何本の花が必要でしょうか。

検算前 花の本数を求める

100m  % 10m = 10本 と答えてしまった場合

検算をする 花の本数を10本として本当に木と木の間が100mかをもう一度解く

間は11箇所ということは、木と木の間は110m!間違っている!!

まとめ

このように、検算をするとうっかりミスに気づくことが増えます。意外とお子さんは勉強をしていく中で自分がミスをしやすい、ということを自覚していたりします。そしてミスが続くと、またミスをした、またミスをした、とミスを軽視してしまったり、過度にミスに対して反応してしまったりするようになります。そうならないためにも、ミスを防ぐための検算は非常に有用です!